Article読み物
『こころね』リニューアルにむけてのごあいさつ
いつも『こころね』を
ご愛読いただき
本当に、ありがとうございます。
本日、2023年10月21日で
事業部立ち上げから
丸3年となります。
そして、
日本初の仏壇店メディア
『こころね』も
サイトがリニューアルしました。
こんな記念すべき日に
『こころね』の装いが
新しくなりましたこと
深く深く御礼申し上げます。
これもひとえに
みなさまのおかげさまです。
ここでは
少しばかりのごあいさつを…。
『こころね』2年半のあゆみ
社内にメディア事業部を立ち上げたのが、3年前の今日、2020年10月21日です。
そして『こころね』をリリースしたのが翌年の2月3日。私の母の命日であり、その年の立春の日でありました。
「日本初の仏壇店メディアを!」
そう息巻いて、3年間走り続けてきました。早いな~。
「どうして仏壇店がメディアを?」とよく聞かれますが、それは、文章を書くのが好きなぼくが仏壇店に在籍していたと言えば、それまでです。
ただ、それとは別に、「仏壇屋さんが情報や物語をお届けしてもいいじゃないか」、という想いはずっとありました。
故人のお弔いはお坊さんの仕事。
そこで使うお道具(仏壇、仏具、お墓)の設えは業者さんの仕事。
昔からこうした棲み分けができていて、それ自体はなんら悪いことじゃないです。
しかし世はSNSの時代。本屋さんもパン屋さんもトラックの運転手さんもSNSを活用する時代、仏壇屋さんがしたっていいじゃありませんか、ね。
仏壇店だからこそ語れることってたくさんあります。だって仏壇屋さんは…
●いろんな宗派のお坊さんとのご縁がある
●いろんなモノづくりの職人さんとのご縁がある
●いろんなご家族のお弔いの現場に携わっている
…じゃないですか。これってもう、物語の宝庫なんですよね。
しかも、仏壇やお墓って、ただのモノかもしれませんが、でもこれらって、「想い」や「心」を込めることを前提に作られているモノです。
自分たちとご縁のある人について、取り扱うモノについて、それらを包み込む仏教について、どんなに下手くそでも、やっぱり自分のことばで語れる仏壇屋さんでありたいじゃない。そう思ってしまったのです。
んで、「やるなら本格的にやりたいぞ!」っということで、会社ブログやSNSというよりは、どこかの誰かの物語をお届けして、お客様や読者の方々と共感しあえる本格的なメディアがいいなあ、ということで、このようなスタイルとなったわけです。
取材記事を積み上げて3年、ようやうくオウンドメディアのリリースと相成りました。本当に、感無量です。
ごあいさつ-WEBマガジン「こころね」を始めます
昨日までお世話になったヘッダーデザイン。ドキドキの中、オウンドメディアの運営にトライしました。
「厄年のあなたに贈る!どこよりも分かりやすい厄除け厄祓い完全ガイド」
はじめての取材は、地元姫路の射楯兵主神社(通称「総社」)。厄年と厄払いの特集記事はいまでも季節もののヒット記事として読まれています。
ネット世界に送り出す数々の物語
独学でやってきた”もの書き”ですから、どこまでいい文章が書けているか、正直自信はありません。
『文春オンライン』さんだったり、『毎日新聞』さんだったり、いろんなメディアの記事を読んでいると、自分の取材の浅さや文章力や構成力のなさにうんざりする日々です。
だけどその分、その人の生き様のベースとなる人生観や死生観や宗教観や、美学や哲学みたいなものはしっかりとキャッチアップしようと私なりに努めてきました。
そして、こころねで取り上げる記事は、「ともに創るコンテンツ」として、何度も修正や訂正を重ねて、文字数も青天井です。手作りでこねこねして、インタビュイーの方の納得と承諾をいただいた上で、配信してきました。
コンテンツを配信する中で、本当にひどくお叱りを受けたこともありました。また、お蔵入りの記事もあります。
それはもちろん、自身の能力や意識や配慮のなさゆえです。その時の傷はいまもなお癒えてませんが、相手の方に与えてしまった不快感、そして自分の中にいまでも残る痛みを戒めにして、今日という日まで、なんとかやって来れています(本当にまだまだこの程度なんですけど)。
SEOとかアクセス数も大事ですけど、まずは一つひとつの物語が必要な方に届き、深く深く心の奥底で響いてくれたら。そんな想いで、こころねをゆっくり、じっくり育てていきます。
「安心できるペット供養完全マニュアル」(前・後編)
姫路、加古川、高砂をはじめとする播州地方のペット供養事情を完全密着取材。名古山霊苑の動物供養塔への取材の時は、岩合光昭さんばりにネコ目線になる。
「762組もの仏縁がつながる日-「H1法話グランプリ2021」現地レポート」
H1法話グランプリ2021も現地取材。一眼レフカメラを首から下げて、なら百年会館を上手から下手までかけ続けていました。
「コロナ禍のお盆参り完全密着取材」(前・後編)
お坊さんのお盆参り完全密着取材。お坊さんとお檀家さんの心あたたまるひと時をお届けします。お盆時期になるとアクセスが急騰です。
「「信は荘厳にあり」お寺の本堂改修プロジェクト完全密着取材」(全5回シリーズ)
お寺の本堂の修復現場。迫力あるアングルのためなら姿勢は問いません。
西日本最高峰の石鎚山山頂(標高1982m)での取材。「取材したい!」とアンテナに引っかかったらどこへだって行きます!
(取材記事は近日公開予定)
メディアとは「つなぐ」の意味。リアルの場でもご縁を広げる
コロナ禍も落ち着きを見せ、人々の行動にも制限がなくなってきました。
行きたいところに行く。会いたい人に会える。それらが自由に行えることがどれだけありがたいことか、身をもって感じている方も多いのではないでしょうか。
こころねはいわゆるウェブメディアですが、ネット上でのコンテンツ配信に限らず、ネットでも、リアルでも、いろんな場所でご縁をつなげられる存在でいたいなと、ずっと考えていました。
人とのご縁、亡き人とのご縁、仏さまとのご縁、すてきな教えとのご縁などなど。
サイトリニューアルに先立って、今年の9月にはトークイベントを、そして10月上旬には超宗派のお坊さんたちによる勉強会も開催したんですよ。
「メディア」と聞くと、なんだか大きくて、最先端なものを思い出しがちですが、あんまりそういうことを考えていなくて、身の丈をちょっと背伸びするくらいの、むしろ目の前にいる方とのご縁をだいじに丁寧にするメディアでありたいと思います。
「小野龍光トークライブ in 姫路」
2023年9月10日。インド仏教最高指導者・佐々井秀嶺師のもとで出家された小野龍光さんをお招きしました。悲願だったこころね発のリアルイベントを開催。
「こころねMeets Vol1」
2023年10月3日には、超宗派のお坊さんたちによる集いの場を開催。リアルご縁つなぎの場として普段なかなかふれあう機会のない他の宗派のお坊さん同士が集まり、お寺運営の悩みを共有し、取り組むべきことを考えていただきました。
やさしく暮らす、丁寧にいきるための"こころ"の読み物
こころねとは「こころの音」の意味です。
こころの奥底で響く音は、しっかりと耳を傾けないと、聴こえてきません。
小さなメディアではありますが、あなたの深い深いこころの奥底に響く物語を、これからもお届けしていきたいなあと、思います。
「メディア」とはつなぐこと、つなげることです。
こころねを読むことで、あなたにぴったりな手の合わせ方、仏さまとの出会い方に巡り合えます。
やさしく暮らす、丁寧にいきるための”こころ”の読み物。
これからも、こころねを、よろしくお願いいたします。
令和5年10月21日
素心メディア事業部
玉川将人