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2025.12.02

法話×映画館⁉ イオンシネマ担当者が語る、H1法話グランプリを大スクリーンで観るべき理由

法話×映画館⁉ イオンシネマ担当者が語る、H1法話グランプリを大スクリーンで観るべき理由

また会いたいお坊さん
ナンバーワンを決める
H1法話グランプリ2025。

現地会場「なら100年会館」の
チケットはすでに完売。
その注目度と熱気は
開催前から最高潮に達しています。

「もう今年のH1は見られないのか…」
「奈良まで遠い。さすがに行けない…」
そう思っていた方に
うれしいお知らせがあります。

今年のH1はなんと
全国15カ所のイオンシネマで
“ライブビューイング”を実施します!

法話×映画館
というまさかのコラボに
「相性が良すぎる」「絶対行きたい」と
SNSでも驚きや期待の声が
上がっています。

映画館だからこそ味わえる迫力。
大スクリーンで届く仏さまの教え。
そして、あなたの街から参加できる手軽さ。

「なぜイオンシネマはH1とコラボしたのか?」
「映画館だからこその魅力とは?」

大会を目前に控え
素心・こころね編集部は
イオンシネマの担当者
小林直也さんにお話を伺いました。

映画館で体感する
H1の新しい魅力に迫ります。

全国15カ所のイオンシネマでライブビューイング

回を重ねるごとに規模を広げ、全国にファンを増やしてきたH1法話グランプリ。その人気ゆえ、これまで多くの”残念”な声が届いていました。

「奈良までは遠くて、現地に行けない」
「行くつもりだったけど、チケットが完売していた」

そんな声に応えるべく、2025年大会はイオンシネマとのコラボにより、全国15カ所のスクリーンでのライブビューイングが実現します。

(画像提供:イオンエンターテイメント株式会社)

今回上映される15の劇場はこちらです。

・旭川駅前(北海道旭川市)
・天童(山形県天童市)
・名取(宮城県名取市)
・板橋(東京都板橋区)
・港北ニュータウン(神奈川県横浜市)
・新小松(石川県小松市)
・各務原(岐阜県各務原市)
・豊川(愛知県豊川市)
・名古屋茶屋(愛知県名古屋市)
・四條畷(大阪府四条畷市)
・和歌山(和歌山県和歌山市)
・広島西風新都(広島県広島市)
・綾川(香川県綾歌郡綾川町)
・大野城(福岡県大野城市)
・佐賀大和(佐賀県佐賀市)

登壇者のゆかりの地を含む全国15都市で、現地さながらの熱気を“あなたの近くの映画館”で体感できます。

むしろ、大スクリーンと迫力あるサウンドが生み出す没入感は、現地を超える体験になるかもしれません。

担当者に訊く「H1✕イオンシネマ」コラボの理由

「H1が、全国のイオンシネマでライブビューイングをする」

その一報に、多くのファンや関係者がどよめきました。

お坊さんたちの手作りで始まったH1に、エンタメ大手のイオンシネマがコラボを持ちかけた理由は一体何なのでしょうか。

イオンエンターテイメント株式会社・小林直也さんに伺いました。

イオンエンターテイメント株式会社
ライブ・エンターテイメントグループ
グループマネージャー 小林直也さん(画像提供:ご本人)

H1の魅力は、多彩なスタイルとエンタメ性にあり

―― H1をはじめて観たとき、どのような印象を抱きましたか?

知人の方から「こんなのがあるよ」と教えてもらい、前回大会をYouTubeで拝見しました。これはすばらしいな、エンタメとしても成立しているなと、直感しましたね。

―― エンターテインメントのプロの目から見て、どのあたりに“エンタメ性”を感じられたのでしょうか。

まず、舞台がかっこいいですよね。ギターを使った法話など多彩なスタイルがあり、審査員の方々もとても豪華で。そもそも仏教の法話や儀式って、もともとエンタメ的な要素が含まれているんじゃないか、という感覚もあったんです。

――と言いますと?

仏教のことはあまり詳しくないのですが、儀式の中でも、太鼓を叩いたり、楽器を鳴らすような場面ってありますよね。お経そのものにも独特な抑揚があります。「これらを映画館のスクリーンに乗せたら、もっと映えるな」と感じました。

―― 映画館だからこそ引き出せる魅力がある、ということですか?

はい。たとえば、法衣を身に着けたお坊さんをアップで映すと、スクリーンに映えるだろうなとか。表情やまなざし、ちょっとした息遣いまで伝わる映画館の大スクリーンだからこそ、お坊さんや法話の魅力を引き出せると思います。

―― たしかに、会場だと「生の空気感」がある一方で、どうしても登壇者との距離がありますよね。

ライブビューイング事業を15年近く続ける中で「映画館だからこそ楽しめる」というお声もたくさんいただいています。サッカーのUEFAチャンピオンズリーグや野球のワールド・ベースボール・クラシック、有名アーティストのライブや中高生の吹奏楽コンクール、さらには長岡の花火大会のライブビューイングも行いました。

―― 映画館で、打ち上げ花火を見上げるんですか?

ありがたいことに、意外とこれが好評なんです。現地には現地の良さがありますが、同時に「距離が遠い」「人混みが大変」「暑さ・寒さがつらい」といった負担もありますよね。

――そうですね。

映画館なら、空調の効いた館内で、ゆったりとシートに身を預けながら、大きなスクリーンに打ち上がる花火を見上げることができます。H1でも、それに近い“快適な没入体験”を提供できるのではと期待しています。

H1の魅力のひとつに、”多彩さ”を挙げた小林さん。これまでもさまざまなスタイルの法話が披露された。畔柳優世師による「絵解き法話」(2021年大会)

破石晋照師と南洞法玲師による「ユニット法話」(2021年大会)

川野真広師による二胡の演奏(2023年大会)

加藤圓清師による「ギター法話」(2023年大会)

映画館という環境だから生み出せる没入体験

―― お坊さんの法話は、アニメや映画に比べると、分かりやすい笑いや盛り上がりが用意されているわけではありません。そんな法話のスクリーン上映にどのような可能性を感じていますか?

イオンシネマでは、すでに漫才や落語など、いわゆる「話芸」と呼ばれるコンテンツもライブビューイングしてきました。

お坊さんの法話を単純に「話芸」として括ってよいかどうかは慎重であるべきですが、“言葉を通じて心に届く”という意味では、映画館ととても相性がいいのではと感じています。

―― なるほど。

内容そのものは、たしかに漫才や落語ほど「分かりやすいもの」ではないかもしれません。でも、暗闇の中で大スクリーンに映し出されるお坊さんの表情、全身に響いてくるサウンド、外界から切り離された没入感の高い空間の中で語られるお話は、自分自身と深く向き合ったり、ふだん考えないことに思いを馳せたりする場所として、ピッタリではないでしょうか。

――すでに現地会場のチケットは完売しています。ぜひともお近くのイオンシネマに足を運んでいただきたいですね。

はい。現地まで行けなくても、あなたの街のイオンシネマのスクリーンで、現地さながら、あるいは現地以上の法話体験ができると思います。

イオンでお買い物をして(笑)、イオンシネマでお坊さんの法話を大迫力の中で聴いていただく。そんなふうに、12月6日をすてきな週末にしてもらえればなと思います。

今年のH1は、あなたの街の映画館で

忙しくて現地には行けない人。
現地チケットが手に入らなかった人。
H1を一度も観たことがない人。

今年は、そのすべての人に門戸が開かれました。

H1法話グランプリは、奈良を飛び出して、全国へ。あなたの街の映画館に、宗派を超えて8名のお坊さんが映し出されます。

12月6日。どうぞお近くのイオンシネマに足を運んでみてください。

スクリーン越しに出会う心に響く法話。「またあいたい」と思うお坊さんに投じる一票。

その一票が、あなたと仏さまとのご縁をつなぐ瞬間となるはずです。


▶H1法話グランプリ公式Webサイトはこちら
▶チケット購入・詳細情報は、イオンシネマ公式Webサイトのこちらのページから。
▶素心によるH1法話グランプリ特集ページはこちらのバナーをクリック。

取材・構成・文 玉川 将人

 

 

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