「つなぐ」シリーズ

“つなぐ”シリーズ

わたしたちは「つなぐ」をキーワードに、
国内で生み出されてきた語りのある身近な食品を、
世の中につなぎたいと思っています。

感謝をするとき、祈るとき、人は心に想いが在るとき、
合掌とともに伝えてきました。 「いただきます」「ごちそうさま」 いのちとともに、ご先祖から受け継がれてきた
大切な食を、後世につないでいきます。

「つなぐ」象意としての「鶴」

  • 家族の大切な想いをつなぐ
    こころをつなぐ
    目に見えないつながり…

    不可視なこれらは一体何なのか?おそらくそれは「命」の中にあります。すべてのことは命あってのもの。命の有難さ、大切な人には健康で長く生きていて欲しい。それぞれの命の上に、様々な想いが存在しています。その想いや、つなげたい気持ちは、人々に長寿と繁栄を願うことに他なりません。

    日本では、健やかさと長寿、また仲睦まじく子孫繁栄の象徴といえば「鶴」なのです。鶴は「瑞鳥」とされ、その天上界にまで届くような高く大きく響く鳴き声から「天と地をつなぐ」鳥とされています。(その声質は、別の側面から「鶴の一声」と言います)
  • 相手を大切に想う、その目には見えない気持ちを現すかたちは、日本の伝統文化の中にもありました。
    「折形」は、進物の包装や飾りに「こころを包む」かたちとして日本古来からの礼法の一つです。折形の一つが「熨斗」でもあります。昔は「折る」ことが「祈り」であり「礼法」でもあったのです。
    同様に、折鶴は良きことへの祈りの象徴として、数羽を切り離さず繋げた折鶴は連鶴と呼び、様々な種類で、日本の手遊びの文化としても発展してきました。「千羽鶴」は昔は“沢山の鶴”として幸福や平癒への祈願で寺社に奉納されていました。(千羽ちょうどの折鶴が平和や非核の象徴という意味が成立したのは戦後なのだそうです)

    めでたい鶴が1羽や2羽(夫婦)ではなく、3羽(家族)・4 羽と数多くあることで縁の末長い広がり、子孫繁栄とすえ永い吉祥平安への願いを示しています。

仏壇屋が醤油!?

不思議に思われる方もおられるでしょう。
でも、仏壇屋が醤油なんです。

普段は仏壇仏具を扱う私たちですが、
仏教や祈りを通じて一番だいじにしたいのは、
亡き人や大切な人を想う「こころ」です。
こころも、祈りも、仏さまも、目には見えません。

でも、目に見えない世界の存在を信じ、
私たちはさまざまな道具や生活様式を生み出してきました。
先祖から子孫へと、家族の想いをつなぐ、
仏壇の存在も、そのひとつかもしれません。

  • 素心は「つなぐ」をキーワードとして、仏壇仏具やお墓にとらわれない、「語りのある食品」を手がけます。

    その第一弾が、天然醸造国産有機醤油“つなぐ”です。

    食卓にぬくもりとおいしさをお届し、食品を通じて先祖から引き継がれた大切なものを伝えていきます。

私たちは兵庫県養父市の大徳醤油と出会いました。
こちらでは、明治43年の創業から伝わる
手間ひまかけた製法に徹底的にこだわっています。

「ご先祖様がつないでくれた製法」
「ご先祖様からいただいた酵母」

大徳醤油の理念の中から
たびたび出てくることばが「ご先祖様」。

伝統を形づくるためには途方もない時間が必要です。
工場で大量生産される醤油にはない
伝統製法による深いコクと香ばしさは、
世代を超えた命のつながりでしか再現できません。

国産有機醤油

「天然醸造・国産有機醤油」は北海道の
有機JAS認定農場に契約栽培をお願いし、
厳選した有機大豆・小麦を100%使用して、
有機JAS認定蔵で長期熟成させています。

「かけてよし、つけてよし、煮炊きにもよし」の、
体と環境にやさしい極上の醤油です。

どうぞご自宅に、そしてあなたの大切な方への贈り物に、
「つなぐ」をお選び下さい。
食卓を「おいしい」の笑顔で満たしてくれます。

  • 「つなぐ」シリーズ第一弾
    天然醸造国産有機醤油
    原材料: 北海道産 有機大豆
    北海道産 有機小麦
    長崎県産 海水塩 使用

有機ゆずぽん酢

  • 「つなぐ」シリーズ第一弾
    有機ゆずぽん酢
    原材料: 有機しょうゆ
    (有機大豆、有機小麦、食塩)
    有機米酢、有機ゆず果汁
    有機醸造調味料、有機砂糖
    かつお削りぶし、食塩

大徳醤油とは

大徳醤油は兵庫県最高峰氷ノ山の麓で、
明治43年からつづく昔ながらの醤油蔵です。

高山に源を発する清流に囲まれた湿地帯で、
夏は高温多湿、
冬は雪景色になり多様な命が生息する
自然豊かな地域にあります。
空にはコウノトリが舞がうこともあります。

醤油づくりも、蔵に住み着いた酵母や乳酸菌、
さまざまな野生種が独自の生態系の中で醸されてきました。

昔は全国で一万棟以上あった醤油蔵も、
今では1000棟近くまで減っています。
さらに希少な国産原料を用いて伝統的製法で
醸造している蔵は数える程しか残っていません。